ベルガモットの精油をお風呂に直接入れるのはあり？

さわやかな透明感のある甘い香りで人気の高いベルガモット。

その果実はほとんど使用されず
皮から取れる精油のために栽培されています。

また、紅茶のアールグレイにも香りづけで使用されています。

このベルガモットですが
香りで心をリラックスさせてくれるだけでなく
身体や皮膚にも良い効果があるということから注目を集めています。

お風呂に入れて楽しみたいところですが、
精油は直接お風呂に入れない方がいいです。

その理由は「アロマオイル（精油）は水に混ざらず、
水面に浮いてしまうから」です。

アロマオイルは油溶性のため浴槽にそのままたらすと、
お湯に混ざらず表面に浮いてしまうのです。

そして、そのまま入浴すると肌に直接オイルがついてしまい、
肌が赤くなったりピリピリとかゆくなったりしたり、
肌トラブルが起きてしまうこともあります。

ベルガモット精油をお風呂で楽しむ方法

でも、大丈夫です！
ベルガモット精油をお風呂に入れて楽しむ方法があります。

• キャリアオイルをプラス
• 乳化剤をプラス

これらの方法なら安全にアロマバスを楽しむことが出来ます。

精油がお湯に混ざらず浮いてくるので、
直接お肌に触れてしまうことになってしまいます。

キャリアオイルをプラス

キャリアオイルとは植物の果実や種子から抽出された植物油のことです。

精油は原料から抽出された高濃度のオイルなので、
そのまま肌に使うには刺激が強すぎます。

そのため、アロママッサージなどでは、
精油の原液をキャリアオイルで薄めてから使用されています。

このキャリアオイル小さじ一杯に、
精油を５～６滴 合わせてから浴槽に入れましょう。

キャリアオイルも油なので完全にお湯とは混ざりませんが、
精油の濃度が低くなり低刺激になるので安心です。
また、キャリアオイルの保湿成分でお肌がしっとりします。

乳化剤をプラス

乳化剤には「そもそも普通は交じり合わない水と油を
均一に混じり合った状態にしてくれる」という働きがあります。

本来なら混ざらないお風呂のお湯と精油を
乳化剤の力で完全に溶かすことが出来るのです。

お肌への刺激が和らぐので、
敏感肌の人には最もおすすめしたい安全な方法です。

ベルガモット精油にはどんな効能がある？

ベルガモットの香りは心をリラックスさせてくれるだけでなく
身体や皮膚にもアプローチする言われています。

風邪などの病気から身を守るための免疫力をアップさせてくれる効果や、
お肌のハリの低下を防ぐ働きがあるんです。

心へのアプローチ

リラックス作用が高く、エネルギーの循環を促してくれます。
気分が落ち込んでいるときに落ち着きを与えてくれるので、
不安感が緩和され安眠効果が期待できます。

睡眠中にベルガモットの香りをかぐと、
寝不足でも集中力の低下を防ぐことも期待できるそうです。

身体へのアプローチ

消化器系の働きを活性化し循環を促す作用があります。
消化不良や腹痛時にかぐとよさそうですね。

皮膚へのアプローチ

ベルガモットは抗菌にアプローチ。

皮脂の過多を整えて脂っぽい肌やニキビなど、
お肌のトラブルにアプローチしてくれます。

妊娠初期には使えないアロマも！ベルガモットは大丈夫？

多くの産婦人科の待合室などで
アロマオイルが活用されていますが、
妊娠中は使ってはいけないものもあります。

ホルモンを調整したり、分娩を促したり
月経を促進する作用がある成分を含むものがあるためです。

ベルガモットは妊婦さんが使ってもいいアロマオイルです。

柑橘系のさわやかな香りで
幸福感をもたらしてくれますのでつわり中でもオススメです。

妊娠初期は精油を控えた方がいいという情報もありますが、
アロマバスやアロママッサージなど精油が原因で
流産や中毒症になったという話は今までに一例も起こっていないそうです。

しかし、つわりがツライ時期は、
それまで好きだった食べ物でさえ気持ち悪くなることもあります。
好きな香りを嫌いになったり受け付けなくなることもあるでしょう。

まとめ

今回は「ベルガモット精油をお風呂で楽しむ方法」と
「ベルガモットの効能」についてお伝えしました。

ベルガモット精油は香りでリラックスできるだけでなく
免疫力がアップしたりお肌へのアプローチも期待できます。

ただお風呂に直接入れて楽しむのはＮＧです。
必ずキャリアオイルなどを混ぜて使いましょう！

お風呂で楽しめばリラックス効果が倍増して、
明るい気持ちになれること間違いなしです！

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精油は油ですので、お風呂に入り終わったあとの
お風呂掃除は入念にしましょう。