今、いろんな栄養素のサプリメントがありますが、
自分に必要なサプリメントを選べていますか?
内閣府の調査では、いまや日本人の約5割の人が
2種類以上のサプリメントを摂取しているとのこと。
しかもその約7割がほぼ毎日利用しているらしいです。
これほど生活に浸透しているサプリメントですが、
自分に必要な栄養素を正しく摂れていますか?
そもそも、サプリメントの大前提として、
「足りない栄養素を補うもの」がサプリメントです。
「健康に良いから」「美容に良いから」と言って、
必要以上に摂取してもムダになる栄養素もあるんです。
不足しがちな栄養素を効果的に摂ることが大事です!
豊かな食生活なのに栄養失調
50年前、70年前の人と比べて、今は飽食時代で
「栄養失調」なんて言葉も死語になりました。
ですが、食生活の欧米化もあって、糖質や脂質、
タンパク質は摂取が増えましたが
一方でミネラルやビタミンなどは減っています。
カロリーだけ見れば栄養が満たされているように見えても、
栄養バランスとしては偏っているんですね。
現代は、生活する上で「食べることに困る」ことはなくなりましたが
体内は栄養失調になっている人がゴロゴロいます。
そうした「不足している栄養素を補う」のがサプリメントの役割です。
特に足りないのはビタミン・ミネラル
現代人の食事は、糖質や脂質、タンパク質が増えても、
ビタミンやミネラルが足りてないことがほとんどです。
食生活の変化が大きな原因ではありますが、
野菜に含まれる栄養素も変化しているのも原因の一つです。
なんと、50年前の野菜と今の野菜とでは、
含まれる栄養価が大きく低下しているのをご存知ですか?
例えば1960年頃と比べて、
2010年の栄養価はどれも半分~半分以下になっているんです。
- ほうれん草のビタミンC…23%
- 小松菜のビタミンC…43%
- 人参のビタミンA…18%
- キャベツのビタミンC…51%
(※日本食品標準成分表の初版と2010年版と比較)
そのため、昔と比べてかなり多くの野菜を食べないと
必要な栄養素が満たされない!ということになります。
私の両親世代などは、戦時中に幼少期を過ごしているので、
「芋のつるを食べた」とか「かぼちゃが主食だった」なんて話も聞きます。
そうした粗食には、食物繊維やミネラルなども含まれているので、
そういう栄養素は今よりも多く摂れていたのだと思いますよ。
自分に必要な栄養素を知る方法
最近は、尿から自分に足りていない栄養素を知る検査もあります。
本気で栄養状態を知りたい場合は、
そうしたサービスを利用してみるのも良いですね^^
例えば、オルビスやファンケル、
Vitanoteなどのアプリで調べることができるようです。
サプリメントや健康食品・医薬品との違いとは?
また、薬ではないので、飲んだからと言って
「病気が治る」というものでもありません。
最近は「トクホ」とか健康に良さそうな食品も
たくさん販売されていますよね?
サプリメントは健康食品に分類される食品で、
法律上の定義もありません。
<健康食品>
- 健康食品
- 機能性表示食品(届出制)
- 栄養機能食品(自己承認制)
- 特定保健用食品(個別許可制)
健康食品には上記のような名称の食品が含まれます。
<医薬品>
- 医薬品と表示があるもの(医学部外品を含む)