髪は寝ているときの枕との摩擦でも傷むほどデリケート。
髪を傷まないようにするのはほぼ不可能です。
しかも、一度ダメージを受けると元には戻りません。
トリートメントしてツルツルになったと思っても、
それは表面をコーティングしているだけに過ぎないんですね。
それくらい髪はダメージに弱いのですが、
日々のヘアケアをするのとしないのとでは
髪の状態は断然、変わってきます。
ブラッシングの回数を増やすだけでも変わってきますよ!
髪を傷まないようにするヘアケアは
次のようなことを意識してみてください。
髪が傷まないようにする方法
髪の洗い方に気をつける
髪を洗うときはまず、シャワーのお湯で頭皮や髪を流して
汚れを落とします。
シャワーのお湯だけでホコリなどの髪の汚れは8割落ちます。
シャンプーは頭皮に近いところにつけて、
頭皮を意識して洗いましょう。
シャンプーも手の上に一旦出して泡立ててから
髪につけるようにしてください。
直接つけるのはよくありません。
髪の中ほどから毛先は揉むように軽く洗えば大丈夫です。
ゴシゴシ摩擦するような洗い方は避けましょう。
整髪料などをつけているときは、
シャンプーも2度洗いすれば整髪料の汚れも落ちます。
洗い流すときも指や髪同士の摩擦に気をつけて洗い流しましょう。
シャンプーの成分に気を使う
使うべきシャンプーも髪質や頭皮の状態によって千差万別。
世の中にこれだけシャンプーが存在するのも
様々な髪質や頭皮の状態、目指す仕上がりに合わせて
使うシャンプーが変わってくるからなんですね。
基本、シャンプーは頭皮の肌質を基準に選ぶと良いです。
「頭皮」は顔とつながっているので、「顔の肌質と同じ」
と考えればOKです。
顔のスキンケアが乾燥肌なら「ドライ系」
脂性肌なら「オイリー系」だと思っておけば良いでしょう。
それに加えて、年齢によって髪のコシが変わってきます。
ボリュームを出したい髪、抑えたい髪、
しっとりが好き、サラサラが良い、など、
仕上がりによって変えてもいいですね。
肌や髪に優しいのは「アミノ酸系シャンプー」と言われています。
乾燥肌や敏感肌にはアミノ酸系のシャンプーが良いでしょう。
30代以降も方も肌の水分量は減ってくるので
アミノ酸系はおすすめです。
ペタイン系も保水と保湿力が良いので乾燥肌向きです。
アミノ酸系は泡立ちがイマイチですが、
ペタイン系は泡立ちも良いので使いやすいです。
敏感肌には石鹸系のシャンプーもおすすめです。
アミノ酸系のシャンプーは頭皮に皮膜をはるので
人によってはかゆみを感じるかもしれません。
その点、石鹸系シャンプーは皮膚科で出されることもあるので安心。
ただ、使用感は少しゴワつくかもしれないですね。
脂性肌の方や10代~20代前半の若い方には
高級アルコール系のシャンプーが洗浄力が高いので向いています。
「ラウレス~」「ラウリル~」とつく成分が入っているものが主です。
市販品には多く、比較的安価なのがメリットです。
ただこれらは、洗浄力が高いせいで肌の水分や油分もとりすぎがちなので
コンディショナーでの保湿が必要です。
脂性肌で敏感肌タイプは石鹸系のほうが良いでしょう。
昔、「ノンシリコンが良い」というブームがありましたが、
ノンシリコンが必ずしも良いわけではありません。
シリコンは髪をコーティングして指通りを良くするものなので
髪が傷んでいるのにノンシリコンを使うと、
コーティングしてくれないので、さらにダメージを受けやすくなります。
シャンプーはノンシリコンで良いですが、
ダメージ髪ならシリコン入のトリートメントなどを使って
髪をコーティングしてあげる必要がありますね。
シャンプーでは頭皮の汚れを落として頭皮ケアを
トリートメントではダメージ髪のケアをするのがおすすめです。
髪の乾かし方に気を使う
洗髪したら濡れたままにせずにすぐに乾かします。
濡れたままの髪は摩擦に弱いので傷みやすいです。
タオルでゴシゴシこすらず、揉むように優しく水分を拭き取ります。
水分がある程度なくなったら、洗い流さないトリートメントをつけて
ドライヤーで頭皮から乾かします。
頭皮が乾いたら、後は8割乾けば大丈夫です。
8割程度乾いたら、冷風と温風を交互にあてて乾かすと
髪が引き締まって艶がアップしますよ。
カラーリングやパーマ剤に気を使う
カラーリングやパーマも市販のものを使って自分で行うよりは
美容室などで行うほうが髪に優しい薬剤を使っていることが多いです。
ただ、美容室でも毎回フルカラーするよりは、
セルフカラーでリタッチだけするほうが髪は傷みにくいでしょう。
カラーやパーマを減らしたり、そもそもしないほうが髪は傷みにくいでしょう。
髪の取り扱いに気を使う
肌と同様、紫外線で髪は痛みます。
春~秋は日傘や帽子で紫外線を防ぐと良いです。
眠るときも枕の摩擦をなるべく減らすよう、
ロングヘアの方は髪を枕の外に上げて寝ると摩擦を減らせます。
このように、髪が傷まないようにするには
様々なことに気をつける必要がありますね。
ほとんどのことは、自分の心がけ次第で手入れができることなので、
これらを参考に日々のヘアケアをしてみてくださいね。