髪のパサつきや頭皮のトラブルなどで悩んでいませんか?
もしかしたら、洗浄力の強い合成界面活性剤シャンプーが原因かもしれません。
合成界面活性剤は、市販のシャンプーの多くに含まれていて、
安価な商品ほど合成界面活性剤が主成分になっています。
- 髪がパサつく
- 頭皮が乾燥してフケが出る
- カラーリングの色落ちが激しい
上記のようなお悩みは、
洗浄力が高すぎる合成界面活性剤のせいかもしれません。
シャンプーに入っている界面活性剤は
ご存知の通り、「頭皮の汚れを落とす」役割があります。
界面活性剤には大きく分けて2種類あります。
- 合成界面活性剤
- 天然界面活性剤
市販品のほとんどは「合成界面活性剤」を使っています。
実際、合成界面活性剤不使用の市販シャンプーは
「少なめ」というのが正直なところです。
「アミノ酸系シャンプー」が増えてきたことで、
天然界面活性剤を主原料にしたものも多くなりましたが、
値段も高めだったり、美容室専売品ということも多いですね。
合成界面活性剤と天然界面活性剤の見分け方
合成界面活性剤
メリット
- スプレーなどのスタイリング剤の汚れが落としやすい
- 皮脂の汚れをしっかり落とす
デメリット
- カラーやパーマの落ちが早い
- 髪や頭皮の刺激が強い
◆高級アルコール系シャンプー
合成界面活性剤は洗浄力が高いです。
そのため、脂性の肌の方には
「スッキリ汚れが落ちる」ので好まれる方も多いかもしれません。
泡立ちも良いので使い心地も良いです。
値段も安いので手軽に購入できますが、
他の界面活性剤と比べると洗浄力が高いので、
乾燥肌の人にとっては、頭皮が乾燥したり、
パサツキやカラーの色が落ちやすかったりします。
【主な成分】
- ラウリル硫酸Na
- ラウリル硫酸TEA
- ラウリル硫酸アンモニウム
(アルキル硫酸エステルナトリウム) - ラウレス硫酸Na
- ラウレス硫酸TEA
- ラウレス硫酸アンモニウム
(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
「ラウリル硫酸~」「ラウレス硫酸~」など
これらの成分が入っていれば、合成界面活性剤になります。
TSUBAKIやメリット、LUX、パンテーン、
エッセンシャルなどは、これらの成分が主成分となっています。
毎日使うと、髪が硬くなったりゴワつく可能性があります。
天然界面活性剤
メリット
- 頭皮や髪の刺激が少ない
- 保湿力がある。
デメリット
- 泡立ちが少なく、洗浄成分が弱い
- 界面活性剤が肌に残りやすい
天然界面活性剤には石けん系、アミノ酸系、
タウリン系など、いくつか種類があります。
◆石けん系
せっけんシャンプーなど
「カルボン酸塩」系の界面活性剤は
刺激は少なめですが、洗浄力は高いです。
無添加のことも多いので環境に優しいですが、
洗浄力が高いので、パサツキや色落ちに注意です。
【主な成分】
- 石けん素地
- カリ石ケン素地
- 脂肪酸ナトリウム
- 脂肪酸エステル
これらの成分が含まれていたら石けん系です。
ノンシリコンの商品が多いので髪の滑らかさは少なめ。
ヘアオイルなどでケアが必要でしょう。
乾燥肌には向きませんが、
健康で普通の頭皮、髪質の方には問題ないでしょう。
◆アミノ酸系
洗浄力は弱めですが、刺激が少なく皮脂を取りすぎません。
地肌や髪に優しく頭皮の皮脂バランスを整えます。
保湿力もある上、環境に優しいのがメリットです。
デメリットとしては、泡立ちにくく、
汚れを落としきれないことがあること。
しっかりすすぐようにしましょう。
また、値段も高価になってしまいがちです。
【主な成分】
- ココイルメチルアラニンNa(アラニン系)
- ラウロイルメチルアラニンNa(アラニン系)
- ラウロイルアスパラギン酸Na(アスパラギン酸)
- ココイルグルタミン酸Na(グルタミン酸系)
- ココイルグリシンNaやK(グリシン系)
- ラウロイルサルコシンNa(グリシン系)
- ココイルイセチオン酸Na(イセチオン酸系)
- ココイルサルコシンNaやK(サルコシン系)
- ココイルメチルタウリンNa(タウリン系)
- ラウロイルメチルタウリンNa(タウリン系)
「ココイル~」「ラウロイル~」など
これらの成分が含まれていたら「アミノ酸系」です。
敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめできる成分です。
また、カラーリングの色落ちも少ないので、
カラーやパーマの方、ロングヘアや痛みやすい髪の方におすすめです。
◆タウリン系
特に、ダメージが多い髪の方はタウリン系がおすすめです。
【主な成分】
- ココイルメチルタウリンNa(タウリン系)
- ラウロイルメチルタウリンNa(タウリン系)
タウリンは正確にはアミノ酸ではないのですが、
アミノ酸系と同様のメリットを持っているので、
一般的にはアミノ酸系シャンプーに分類されています。
◆ベタイン系
乾燥肌の方にオススメなのが「ベタイン系」
洗浄力は弱いですが、刺激が少なく赤ちゃんでも使えます。
目に入ってもしみにくいほどのマイルドさです。
保湿や髪の補修効果もあって、パサつきも少ないです。
ただ、値段が高く、
市販品としてあまり販売されていないのがデメリットです。
【主な成分】
- コカミドプロビルベタイン
- ラウロイルプロビルスベタイン
- ココアンホ酢酸
これらの成分が含まれていたら、ベタイン系です。
アミノ酸系と同様に、敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめできる成分です。
また、カラーリングの色落ちも少ないので、
カラーやパーマの方、ロングヘアや痛みやすい髪の方におすすめです。
合成界面活性剤不使用シャンプーの見極め方まとめ
市販のシャンプーで、
合成界面活性剤を使っていないシャンプーは少なめなのが現実です。
CMでもよく見る、ドラッグストアに多数売っているのは
合成界面活性剤シャンプーが多いですね。
「値段が高い=合成界面活性剤不使用」というわけでもないので
そこは注意が必要です。
髪の指通りを良くするために、
シリコンなどでごまかしているものも多いですから(苦笑)
アミノ酸系やベタイン系シャンプーなら、
シリコンなどでごまかさなくても、保湿効果があります。
正確に見極めるなら、
パッケージ裏の成分表示を見るのが一番ですね。
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