Gmailが使えなくなる?2022年6月からメールが届かない場合の対処法

先日から「Gmailが使えなくなる?」とネットがザワついているので
心配になっている方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、Gmail自体は今までどおり使えます。

ただ、一部のメーラーでGmailを受信できない場合があるので
注意が必要です。

そのため、今回は次のような内容についてお伝えしたいと思います。

  • 「Gmailが使えなくなる?」とはどういうこと?
  • メーラーごとのGmailへの対応について
  • Gmailが届かなくなった場合の対処法について

Gmailが2022年6月から使えなくなるわけではない!

結論から言うと、

Gmailは今までどおり利用できます。

「Gmailが使えなくなる?」というのは、
一部のメーラーでセキュリティの規格を満たしていない場合に
Gmailを受信できなくなるからなんですね。

Googleは以前から

「2022年5月30日以降、ユーザー名とパスワードだけで
Googleアカウントにログインするアプリケーションやデバイスのサポートを終了する」
とアナウンスしていました。

「ユーザー名とパスワードのみでGoogleアカウントにログインする」というのは
当たり前のように感じますよね?

Googleから見れば、ユーザー名とパスワードだけでログインするような
セキュリティの弱いメーラーはダメ!ということです。

OAuth(パスワードを安全に守る為の技術)に対応していないと、
Gmailを受信させませんよと言っているわけなんです。

例えばGmailやYahoo!メールなどは、立ち上げて最初に利用する際、
二段階認証がありますよね?

このようにセキュリティがしっかりしていれば安心ですが、
二段階認証するメーラーばかりじゃありません。

有名なメーラーはすでに対応済みなのでご安心くださいね^^

Gmailが使えるメーラーは?

OAuthに対応してGmailが使えるメーラーは
以下のようなメールがあります。

  • Apple Mail(iPhone、iPadのメーラー)
  • Samsung Mail(Galaxyのメーラー)
  • Becky! Internet Mail
  • Thunderbird(Thunderbird 91.8.0以降)
  • 秀丸メール (Version6.93以降)
  • Outlook(バージョンは2016、2019、365)
  • Yahoo Mail

↓Googleヘルプで具体的な設定方法も掲載されていました。
【サードパーティ製のメール クライアントで Gmail を設定する方法】

⇒秀丸メールのOAuth設定はこちらをご参照ください
https://hide.maruo.co.jp/software/mailsetup/gmail_sec.html

【企業の方】

Gmailが届かなくなった場合の対処法

上記のメーラーで最新版にバージョンアップすれば、
ほぼ問題なくGmailが利用できるようになると思います。

しかし、使っているメールソフトがOAuth非対応などで
Gmailのアクセスが制限された場合は、
「アプリパスワード」を使えば利用できるようになります。

アプリパスワードとは、安全性の低いアプリやデバイスでも
Googleアカウントへアクセスができるようにする16桁のパスコードのことです。

アプリパスワードは2段階認証を有効にしているアカウントでのみ使用できます。

アプリパスワードを作成する方法

2段階認証を使用しているのに、メーラーにログインしようとすると
「パスワードが間違っています」というエラーが表示される場合は、
次の方法でアプリパスワードを作成して入力してみてください。

  1.  Googleアカウントに移動する
  2.  「セキュリティ」 を選択する
  3. 「Googleへのログイン」で「アプリパスワード」を選択する。
  4.  下部にある 「アプリを選択」 をタップする。
  5. 使用するアプリを選択→「デバイスを選択」 をタップする。
  6. 使用するデバイスを選択→「生成」をタップする。
  7.  画面の手順に沿ってアプリパスワードを入力する。
    (表示されている16文字のコード)
  8. 「完了」をタップする

※職場や学校などの組織からアカウントが提供されているメーラーの場合は
「アプリパスワード」の選択ができない場合があります。

まとめ

Gmailが使えなくなると困りますが、
主要なメーラーは対応済みなのでほとんどの方は問題ないでしょう。

もし、Gmailが届かなくなる対象のメールソフトであっても、
アプリパスワードを作成して設定すれば対応可能です。

マイナーなメールソフトを使っている方は、
OAuth対応しているか、アプリパスワードを設定できるかを
確認してみてくださいね。